聴覚障害者は映像の中で音声を取得できません。画面の進行に合わせて音声を文字化した情報提供や手話通訳が必要になります。
「キャプション」は、映画字幕のように話者の発話内容だけを表したものを意味しません。誰が話しているのか、どんな効果音が鳴ったのか、など映像を理解するために必要な情報を、画面の状況にあわせて(同期して)提示したものを指します。つまり映画字幕のようなものがあるだけでは、本達成基準は達成できません。
ちなみに「クローズドキャプション」は、表示非表示を切り替えられるキャプションで、「オープンキャプション」は、動画内に画像化された文字として表示されるキャプションを意味します(ニュース番組等のテロップを想像すると良いでしょう)。
原則 | 知覚可能 | 情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。 |
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ガイドライン | 時間依存メディア | 時間依存メディアには代替コンテンツを提供すること。 |
達成基準 | キャプション (収録済) (1.2.2 A) |
同期したメディア(e.g. 音声を伴った映像)に含まれているすべての収録済の音声コンテンツに対して、キャプションが提供されている。 |