メディアに対する代替 (収録済)

解説

視覚障害者は映像の中で視覚的に提供されている情報を知覚できません。映像を理解するためには、映像の内容を書き起こしたテキストまたは音声解説(副音声)が必要です。

聴覚障害者は映像の中の音声を取得できません。画面の進行に合わせて音声を文字化した情報提供や手話通訳が必要になります。

ページ内のすべての、音声、映像(音声なし)、映像(音声あり、いわゆる「同期したメディア」)は、これらを正確に表現した「時間依存メディアの代替コンテンツ」を用意してください。「正確」にというのは、いわば脚本のように、詳しい状況説明を含んだ文章である必要があります。

メディアがインタラクティブな要素を持っている場合は、そのインタラクティブ性を備えている必要があります。たとえば、動画ではあっても、ある場面で進行がいったん停止し、閲覧者に選択肢を提示。その、選択肢によって以降の展開が変わるようなコンテンツであれば、その展開をハイパーリンクなどで提示して、はじめて「正確」といえます。

原則 知覚可能 情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
ガイドライン 時間依存メディア 時間依存メディアには代替コンテンツを提供すること。
達成基準 メディアに対する代替 (収録済)
(1.2.8 AAA)
すべての収録済の同期したメディア及びすべての収録済の映像しか含まないメディアに対して、時間依存メディアに対する代替コンテンツが提供されている。

達成方法集のURL