自動的に再生される音声が、停止、あるいは音量調整ができないと、視覚障害者のスクリーンリーダ利用を致命的に阻害することがあるため本項目は「非干渉(必ず達成しないといけません)」です。
音声がなっているため、スクリーンリーダでは、音声をどうやって止めたらいいか、音量をどうやって下げたらいいかわかりづらくなることもあります。
ちなみに、YouTubeは自動再生です。……が、視覚障害者にとっては、自動再生がありがたい(=リンクを踏むだけで、情報を得る流れを得られる。しかもYouTubeとはそういうものだ、という了解もある)という側面もあります。この自動再生の利便性は、もしかするとYouTube以外でもありえることかもしれないですが、普通のウェブページでは、注意するようにしてください。
原則 | 知覚可能 | 情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。 |
---|---|---|
ガイドライン | 判別可能 | コンテンツを、利用者にとって見やすく、聞きやすいものにすること。これには、前景と背景を区別することも含む。 |
達成基準 | 音声の制御 (1.4.2 A) |
ウェブページ上にある音声が自動的に再生され、3秒より長く続く場合、その音声を一時停止又は停止するメカニズム、もしくはシステム全体の音量レベルに影響を与えずに音量レベルを調整できるメカニズムが利用できる。 |