コントラスト (最低限)

解説

色覚異常のある利用者、弱視の視覚障害者、高齢者は、文字色と背景色が、近い色でデザインされていると、文字を読みづらくなります。このコントラスト比は、4.5:1を最低限保つ必要がある、とするのが本達成基準です。

意味のある文字について、前景色と背景色が、明確に異なっているのでなければ、注意をした方が良いです。微妙な箇所については、コントラスト比を計測してください。とくに、本文欄、メニュー類は注意を払う必要があります。コントラスト比のチェックツールはインターネットを検索することで無料のツールを見つけられるでしょう。

チェック項目の中では、ウェブページ側がコントラストを変更する仕組みを提供していればよい"G174: 利用者が十分なコントラストのある提示に切り替えられるように、十分なコントラスト比のあるコントロールを提供する"としていますが、弱視の利用者はそもそもOSレベルで白黒反転をしていることもあり、理想的なのは、十分なコントラストを確保することでしょう。

色弱者向けに、特定の色の組み合わせに配慮が必要です。注意すべきなのは、赤と緑、オレンジと黄緑、緑と茶、青と紫、ピンクと白または灰色、緑と灰色・黒、赤と黒、ピンクと青です。

なお、たいへん大きな文字や、ロゴ、意味のない文字であれば、コントラストの配慮要件から外れます。たいへん大きな文字とは、Understanding WCAG2.0には、「18ポイント又は太字の14ポイント」程度とあり、これは印刷した場合は、およそ6mm程度の大きさの文字なのですが、ディスプレイにおいては、こういった絶対値は扱いづらいので、注意してください。なお、日本語の場合はそれぞれ太字でなければ22ポイント、太字であれば18ポイントが基準とされています"G18: テキスト (及び文字画像) とその背景の間に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比を確保する"。大きな文字であれば、コントラスト比は3:1でもよいということになっています。

原則 知覚可能 情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
ガイドライン 判別可能 コンテンツを、利用者にとって見やすく、聞きやすいものにすること。これには、前景と背景を区別することも含む。
達成基準 コントラスト (最低限)
(1.4.3 AA)
テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。

達成方法集のURL