テキストのサイズ変更

解説

弱視の視覚障害者および高齢者は、小さい文字を読むことが困難です。こういった利用者が文字のサイズを変更することを妨げないようにしてください。

古いブラウザでは、CSSで、pxやcmなどで文字サイズを指定すると、ブラウザの機能で文字の拡大縮小ができないことがあったため、パーセント、emなどの相対的な文字サイズ指定をしたほうがよいとされています"C12: フォントサイズにパーセントを使用する""C13: 名前付きフォントサイズを使用する""C14: フォントサイズに em 単位を使用する"。

キャプション及び文字画像を除き、テキストは、コンテンツ又は機能を損なうことなく、支援技術なしで200%までサイズ変更できるようにしてください。「支援技術なし」とは、要はブラウザでの拡大を念頭におけばよく、ウェブページ側が、かならずしも文字サイズコントローラを提供する必要はありません。

文字を拡大した際に、文字が何かの要素に隠れてしまって、読めなくなる、ということがないようにしてください。幅の狭いinputなどは要注意です。横スクロールの発生にも注意を払うとなお良いでしょう。

原則 知覚可能 情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
ガイドライン 判別可能 コンテンツを、利用者にとって見やすく、聞きやすいものにすること。これには、前景と背景を区別することも含む。
達成基準 テキストのサイズ変更
(1.4.4 AA)
キャプション及び文字画像を除き、テキストは、コンテンツ又は機能を損なうことなく、支援技術なしで 200% までサイズ変更できる。

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