視覚的提示

解説

認知の障害、言語の障害、及び学習障害、あるいはロービジョンの視覚障害者にとっては、テキストのレイアウトに問題があると、理解しづらい場合があります。一行が長すぎると、文字を追うのが困難になることがあります。また行間が狭いと理解しづらい場合があります。こういった箇所について、いくつかの配慮があるとよいでしょう。

文字のコントラストを、利用者が自由に選べるようにしてください。これはほとんどの場合、白い背景に対して、黒い文字で記述(つまり無指定)すれば満たせます"C25: テキスト及び背景の色は指定せずに、ウェブページの各領域の範囲を明確にするためのボーダーやレイアウトを CSS で指定する""G156: テキストのブロックの前景及び背景を変更できる、一般に入手可能なユーザエージェントが備えるウェブコンテンツ技術を使用する"。

段落中の行送りは、少なくとも1.5文字分確保してください。そして、段落の間隔は、その行送りの少なくとも1.5倍以上確保してください"C21: 行送り幅を CSS で指定する"。

また、文字サイズを利用者が変更することを妨げないでください("テキストのサイズ変更"も参考にしてください)。

原則 知覚可能 情報及びユーザインタフェース コンポーネントは、利用者が知覚できる方法で利用者に提示可能でなければならない。
ガイドライン 判別可能 コンテンツを、利用者にとって見やすく、聞きやすいものにすること。これには、前景と背景を区別することも含む。
達成基準 視覚的提示
(1.4.8 AAA)
テキストブロックの視覚的提示において、配慮がある。

達成方法集のURL