一時停止、停止、非表示

解説

動きのある、点滅している、スクロールする、又は自動更新する情報は、その情報に注意を逸らされてしまわないように、一時停止、停止、非表示することができる必要があります。

読字障害、知的障害、注意力欠如障害のある利用者は、こういったコンテンツのために、他のコンテンツを利用できなくなる恐れがあるため、本項目は「非干渉(必ず達成しないといけません)」です。「他のコンテンツ」については「達成基準 2.2.2 を理解する」の「全面広告」に示唆のある事例が上がっているのでみると良いです。

文字をスクロールさせるmarqueeや、文字を点滅させるblinkは、用いないようにしてください。

動画、音声、カルーセル等は、動きのあるコンテンツです。

動き、点滅のあるコンテンツが5秒以内の場合は、この達成基準を満たすことになりますが、「点滅」は、ときとして「閃光」と同じ弊害をもたらすことがあり、5秒以内であっても、「閃光」的な点滅は許されません。「閃光」については、"3回の閃光、又は閾値以下"を参照してください。

動画や音声は本質的に「制限時間のあるコンテンツ」ですが、1.2「時間依存メディア」で定められている対応をしていれば、制限時間についての問題にも対応できるといえます。

原則 操作可能 ユーザインタフェース コンポーネント及びナビゲーションは操作可能でなければならない。
ガイドライン 十分な時間 利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。
達成基準 一時停止、停止、非表示
(2.2.2 A)
動きのある、点滅している、スクロールする、又は自動更新する情報には、配慮がある。

達成方法集のURL