タイミング非依存

解説

全盲、ロービジョン、認知能力の低下、又は運動障害のある利用者は、すばやく状況を判断して、操作をするということが難しい場合があります。

"キーボード"は、情報の取得に対しての達成基準でしたが、本達成基準では、操作を必要とする項目についての達成要件を定めています。

カルーセルが切り替わっていく際に、良いタイミングでクリックしないと、目的のページにたどり着けない、といような実装はNGです。

たとえばとあるページのお知らせ一覧は、3分ごとに最新の状態に自動更新される(制限時間のあるコンテンツ)が、そのページ以外に、自動更新されずにすべてのお知らせ記事にアクセスできる仕組みを設けていれば、制限時間のあるコンテンツは「コンテンツ利用について、必要不可欠」でなくなります。

原則 操作可能 ユーザインタフェース コンポーネント及びナビゲーションは操作可能でなければならない。
ガイドライン 十分な時間 利用者がコンテンツを読み、使用するために十分な時間を提供すること。
達成基準 タイミング非依存
(2.2.3 AAA)
タイミングは、コンテンツによって提示されるイベント又は動作の必要不可欠な部分ではない。ただし、インタラクティブではない同期したメディア及びリアルタイムのイベントは除く。

達成方法集のURL