利用者にフォームによる入力を求める際、どこに何を入力すべきなのか、わかりやすく情報提供してください。プログラムに解釈できる方法で提供することであればなおよいでしょう。具体的には<label>
要素で各フォーム要素と関連付けることで、視覚障害者にとっても利用しやすいフォームを作ることができます。
また、説明や入力の事例などの掲載も好ましいですが、やりすぎるとかえって邪魔になるので、簡潔にするようにしてください。
必須項目がある場合は、なにが必須項目であるのか、わかりやすく情報提供してください。
なお、説明文や入力時の例を書く際は、入力欄より前に記載しておく方が、線形的に情報取得しているスクリーンリーダの利用者にとって、間違いが少ないです。
ここで言われているラベル又は説明は、入力対象の付近で、可視状態であることを求めます。極端に画面を拡大している利用者にとっては、遠くにある説明文は読めない場合があります。
原則 | 理解可能 | 情報及びユーザインタフェースの操作は理解可能でなければならない。 |
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ガイドライン | 入力支援 | 利用者の間違いを防ぎ、修正を支援すること。 |
達成基準 | ラベル又は説明 (3.3.2 A) |
コンテンツが利用者の入力を要求する場合は、ラベル又は説明文が提供されている。 |